NBUチャレンジプログラムの一環である「サンタ!サンタ!サンタ!2015」(おおいた光のファンタジー2015〜星降るアベニュー〜連携事業)が、12月12日に行われた。「大分市中心街を盛り上げる」ことを目的とした学生サンタによる大パレードは今年で6回目を迎える。大分駅が新たに生まれ変わり、街中が大きく変わった年に、彼らが届けようとしたメッセージとは…。

メンバー全員で話し合い、
今年のテーマが決定!

2010年から始まった「サンタ!サンタ!サンタ!」は、今年で6回目を迎える。サンタに扮したNBU生が大分市内中心部をパレードし、ユニークなステージイベントで街を盛り上げる姿は、今や大分市の冬の風物詩となりつつある。しかし、先輩たちからNBUの看板イベントを受け継ぐ実行委員会を中心としたメンバーは、大きなプレッシャーと戦わなくてはいけない。これまでよりも面白いイベント、しかも楽しいだけでなく、地域貢献のひとつになるようなテーマの設定。クリスマスの足音すら聞こえない秋から、度重なるミーティングが開かれた。メンバー間で決めたルールはひとつ。どんなアイデアでもいいから、全員がやりたいことを言葉にしよう。「パレードだけでなく商店街をディスプレイできないか」、「小さな子どもが楽しめるゲームがいい」。次々と出てくる意見をまとめたり、アレンジしながらカタチにしていく。そのなかで、ある学生が呟いた。「先輩たちが始めたころは郊外の商業施設などに押されて、街中に元気がなかったけど、今は新しくなった大分駅を中心にずいぶん活気があるよね。でも…」。確かに駅周辺は賑わいをみせている。しかし、そこに集う人たちが商店街へと足を伸ばしているだろうか。市内中心部に人の流れができていないのでは?議論を重ねた結果、2015年の「サンタ!サンタ!サンタ!」のテーマが決まった。それは「つながる」。人と人、街中のエリアを自分たちがつないでいこう。メンバー全員の心がひとつになった。

▲時間や舞台演出の流れなどを考えながら、ステージ企画を詰めていく。
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▲学生食堂にて、当日イベントに協力してくれるボランティア学生を募集。

イベント成功を目指して、
それぞれの役割を明確化。

パレードやステージイベントは数時間だが、それまでに準備をしなくてはいけないこと、計画を立てなくてはいけないことは山ほどある。今回、メンバーは3つの班に分かれて行動することを決定。安全を確保しながら、スムーズなパレードを実現させる警備班、ステージイベントを企画・運営するステージ班、そしてイベントのPRを担当する広報班。毎年、パレードに協力してくれる「よいこのくに保育園」の先生や保護者の皆さんとのルートやイベント内容の打ち合わせ、パレードを行うルートの事前確認など、それぞれが自分たちの役割をこなしていく。広報班が、今年新たにチャレンジしたのは、SNSを活用したイベントの告知。NBU人間力育成センターのFacebookを通じて、チラシの完成や当日のスケジュールなどを、メンバーの準備活動の様子とともにアップすることで、より細やかな情報を発信。【いよいよ「サンタ!サンタ!サンタ!」の開催が明日となりました。全体リハーサルを行い、いよいよ本番を迎えます。メンバー全員で盛り上げていきます!】イベント前日、力強いメッセージを投稿した彼ら。いよいよ本番の時を迎える…。

▲広報班は、これまでのチラシを手に、Facebookを通じてイベントPR。

 

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▲手書き風のイラストをはじめ、告知チラシもすべて学生たちが手作り。

いよいよ本番スタート
200人のサンタが街へ!

パレード開始、1時間前。スタート地点のNBU大分美容専門学校は、慌ただしい雰囲気に包まれていた。サンタの衣装を身にまとったNBU生が、一緒にパレードをしてくれる保育園の子どもたちの着替えを手伝っている。警備班は、ひとつの輪をつくり、最後にもう一度、注意事項を確認している。その頃、広報班は大分駅前の特設ステージで、パレードのPR活動を行っていた。告知の途中にも関わらず、ステージからトナカイの格好をしたメンバーが突然、逃げ出した!実はこれは、今回のイベントを盛り上げる演出のひとつ。街中にいるトナカイを見つけ出すと、プレゼントが貰えるのだ。ゲームへの参加をきっかけに街中を回遊してもらおうという学生のアイデアが、わずかな時間の告知タイムにも活かされていた。  14時30分、ついにパレードがスタート!NBU生、保育園の子どもたちが手をつなぎ歩き始める。小さな手を優しく握り、子どもたちの歩幅に合わせながら進む。最初は恥ずかしそうに下を向いているメンバーもいたが、「全員で楽しもう!」と実行委員が声をかけると、次第に笑顔が咲き始める。特別参加してくれたのは、系列校の日本文理大学附属高等学校の吹奏楽部。楽しげなクリスマスソングが商店街に鳴り響く。パレードの到着が少し遅れたため、ステージ企画の時間を臨機応変に調整しながら進めるステージ班。広報班の事前活動が功を奏し、ステージには多くの人が集まってきた。警備班は、通行人に迷惑がかからないように道を空ける。それぞれが協力し合いながら、やるべきことに全力で取り組む。すべてのプログラムをやり遂げた彼らに贈られたもの。それは街に買い物に来たお客さんや商店街の方々からの温かい拍手と声援。  メンバーの中心となり準備してきた学生の一人が充実した表情でこう言った。「つながるというテーマの本当の意味が分かった気がします」。  先輩たちが想いを込めてリレーしてきた街おこしイベント「サンタ!サンタ!サンタ!」。その大切なバトンは、さらに輝きを増して、次のクリスマスへとつながってゆく。

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▲保育園の子どもたちと心をひとつにしてステージを盛り上げる。

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